赤い熱帯魚は単純に鮮やかさから単独飼育する魅力もありますが、水草水槽への差し色として起用する引き立て役要素も持ち合わせています。この記事では飼いやすさや水草水槽との相性の点も踏まえてランキング形式で紹介していきます。
赤い熱帯魚おすすめランキング
13位 グッピー
様々な色があるグッピー。プラティと同様にガンガン増えていくため、のちの管理が大変になる熱帯魚です。アクセントとして入れる場合は繁殖することも考慮してペアのみにしたり、オスのみにするなど工夫が必要です。
12位 プラティ
様々な色があるプラティシリーズ。もちろん赤系もアクアショップでよく見かけます。最初は可愛いで済みますが、圧倒的繁殖力によって水槽内がプラティだらけになることもザラ。
景観のアクセントとして赤系の熱帯魚を入れる目的ならあまりオススメしません。なぜなら、飼い混んでいくとレイアウト全体を楽しむことが目的か、プラティを増やすことが目的かが分からなくなるからです。
11位 アルビノレインボーシャーク
アルビノレインボーシャークは飼い込むと全てのヒレが赤くなるコイの仲間です。同種では追いかけ回すなどの縄張り争いがあるため、隠れ家の確保が必要。また、最大で12cm前後になるため、あんまり入れすぎると他の魚の居場所がなくなるので要注意。
10位 ベタ
様々な体色があるベタ。ショートベタなんかはアクアショップで70円〜売られていることも。ただし、ベタは他の魚や同種と混浴させづらく、大きい水槽で他の生体と群生させるのは難しいです。
基本的に単独飼いになるので、8位です。
9位 スカーレットジェム
飼い込むほど赤みが増していく熱帯魚。泳ぐ宝石と呼ばれているそうですが、実際に呼んでいる人は見たことありません。スネールを積極的に食べてくれるため、水槽内の景観維持にも役立ってくれます。主食はフレークではなく、アカムシといった肉食系のため、餌やりが少々面倒。
喧嘩や縄張り争いを頻繁に行うような魚でないため、数匹水槽内に入れても問題ありません。ただし、隠れ家がないとストレスを感じ早死にしたり、体色が綺麗にならないことがあります。

8位 ラミノーズテトラ
身体の色「白」じゃんと思うかもしれませんが、頭の赤色は非常に美しいものがあります。ただ、体色が赤色の熱帯魚を入れるよりもアクセントが効いてかえってラミノーズテトラで良かったなんてことも。行動力が高く、体の大きさは4~5cmと大柄になるので一気に入れると窮屈になることも。導入は少ない数から入れましょう。

7位 レッドグラミー
アスタキサンチンを含む餌を与えることで赤みが強くなるレッドグラミー。最大で10cm程になるため、存在感が強いのが特徴。エビに対して食性があるため、大きいエビでないと捕食される可能性があります。
6位 アルビノ・カージナルテトラ
カージナルテトラのアルビノ版。青が抜けて赤だけが強調されているため、赤だけアクセントが欲しい方にぴったり。ただ、カージナルと比べて値段はかなり高めです。
5位 ボララスブリジッタエ
体が細く飼い込むほど赤の色味が強いコイ科の熱帯魚。コイ科でありながら全長は2cm程度とかなり小さいのが特徴。より綺麗に発色させるには水質を弱酸性よりにするのが理想。したがって、底砂はソイルを用いるのが良いでしょう。
4位 ファイヤーテトラ/レッドテトラ
ファイヤーテトラとも呼ばれるし、レッドテトラとも呼ばれます。呼び名は違えど品種は同じ。色は真っ赤になることはなく、ファイヤー(火)の色に近いオレンジ色が特徴的なカラシン科の熱帯魚。2〜3cmとかなり小さいので、30cm水槽でも10匹単位で入れても問題ありません。数が多いほど水槽が映えます。

3位 チェリーバルブ
サイアミーズに近いフォルム。ただ、コイ科といっても全長は4〜5cm程度なので、水槽内に数匹入れても問題ありません。水質はうるさくなく初心者でも飼いやすい品種です。体色はメスよりもオスの方が赤くなり、メスは色が薄い傾向にあります。

2位 ディープレッドホタルテトラ
レッドテトラと名前が似ていますが、ディープレッドという名前の如く、赤黒い体色が特徴の熱帯魚。レッドテトラと同じカラシン科なので、小ぶりでシュッとしたフォルムが特徴。小さい水槽でも5〜10匹単位で導入できます。
1位 レッドファントムテトラ(ルブラ)
ルブラの名が付くレッドファントムテトラはワイルド種ともあって他を圧倒するほどの赤色になります。レッドファントムテトラも引けをとらず赤いので、もはや「好みで」といったところ。

赤みを増すにはどうすれば良い?
栄養価の高い餌を与える
餌をあまり与えないことで色味を揚げるという方法を謳う人もいますが、栄養価のある餌を与え、きちんと育てる方が体色が綺麗になる確率はうんと高いです。動植物に広く含まれている赤い色素であるカロチノイドが含まれた餌をあげるのが手っ取り早いです。
個体にあった水温・水質を維持する
弱酸性に傾くほど色味を増す個体がいるように、それぞれ色鮮やかにするためには個体に合った水温や水質に持っていくことが重要になります。
ライトは明るすぎない方が良い
LEDライトなどを点灯する際、あまりに光量が高すぎると熱帯魚の体色が薄くなってしまうことがあります。水草水槽の場合は高い光量も必要ですが、魚の色味を上げたいのであれば隠れ家や少し暗くなる部分を残すなどの工夫は必要です。