ネオンテトラは尻尾から身体の半分まで赤が入っており、カージナルテトラは尻尾から頭まで赤いラインが入っているのが特徴です。どちらも初心者でも飼いやすく水槽を手軽に華やかにできる熱帯魚でとても人気があります。この記事ではネオンテトラとカージナルテトラにフォーカスを当てて育て方や病気の対策について紹介していきます。
ネオンテトラ・カージナルテトラの基本情報
テトラの基本情報 | |
大きさ | 4~6cm |
水質 | pH6〜pH7.5 弱酸性〜中性 |
水温 | 22度〜28度 |
ネオンテトラとカージナルテトラの違いは?
身体の模様 | |
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ネオンテトラは赤のラインが身体半分までとなっています。カージナルテトラと比べると赤色の主張が抑えられているので青が際立つ姿となっています。群生すると青色がより際立って美しい光景が見られます。
カージナルテトラはネオンテトラと比べると頭まで赤いラインが入っているのが分かります。カージナルテトラの方が赤色の主張が激しいのが特徴。赤みを出して水草水槽にワンポイント加えたい時に導入するのが良いでしょう。
どちらも安価で購入しやすい
ネオンテトラとカージナルテトラどちらも1匹単価が安く、高くても100円ほどで売られています。都内ですら1匹50円程で売られていることも珍しくありません。ネットだと送料も加わってくるので少ないロットでの購入はあまりおすすめしません。
ネオンテトラとカージナルテトラの飼い方
無加温はおすすめしない
20度から飼育できると言われていますが、実際は20度以下になるとジッとして動かなくなる傾向にあります。さらに下回り15度前後になると餌も食べなくなるので、冬場の無加温はほぼ無理です。冬場はヒーター添加を必ずしましょう。

餌はなんでも食べるから逆に注意
ネオンテトラとカージナルテトラの食性は一緒で何でも食べます。フレーク、アカムシどちらもバクバク食べます。自分のお腹がパンパンでも食べようとするので過剰にあげると消化不良を起こして病気になったりする可能性が出てくるので要注意。
また、先述したようにテトラはなんでも食べるため、プレコの餌すら食べます。柔らかい葉ですら食べる場合があるので食害などに少し注意が必要です。(空腹状態にしすぎないなどの配慮)
テトラは水質悪化に弱い
ネオンテトラ、カージナルテトラどちらも割と病気になりやすい熱帯魚です。白点病や尾腐れ病は割となりやすいので水質は常に良好を保ちましょう。多く飼うほど糞は増えるので底の掃除は必須です。


テトラが掛かる病気「ネオン病」に注意
— ひるぽけ (@hr_poke) June 29, 2017
ネオン病は主にカラシン科に分類される熱帯魚が掛かる病気です。ネオンテトラ、カージナルテトラだけでなく、ラミノーズテトラなども対象です。尾腐れ病と同じ原因菌のため、尾腐れ病と同じ治癒法で治すことができます。
ただし、尾腐れ病よりも深刻な状況からスタートするものなので早期治療できないと死に至るケースがほちんど。他の魚に移るので見つけ次第すぐ隔離をしましょう。
塩浴や高水温にするのはNG
白点病の治療法として塩浴、高水温に設定する方法が推奨されていますが、尾腐れ病とネオン病で同じ治療方法を行うと悪化します。(原因菌のカラムナリス菌が増えるため)

薬浴治療を行おう
まずは病気になったネオンテトラ/カージナルテトラを隔離しましょう。隔離水は飼育水を半分使い、グリーンFゴールドやエルバージュエース等の抗菌剤を投入して経過観察をしましょう。ネオン病の初期であれば、回復させることも可能です。
ネオンテトラ/カージナルテトラがいるレイアウト

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