



ラージパールグラスはパールグラスよりも少し葉が大きく、丸みを帯びたライトグリーンの発色が特徴の中景向けの水草です。この記事ではラージパールグラスの育てる上で必要な光量や条件、使用レイアウトを紹介しています。参考にご覧ください。
| ラージパールグラスの情報 | |
|---|---|
| 分類 | ゴマノハグサ科 ミクランテムム属 |
| 学名 | Micanthemum umbrosum |
| 類似水草 | パールグラス |
| 別名 | – |
| 葉の大きさ | 丈10~15cm |
| 育成難易度 | |
| 成長速度 | 早い |
| レイアウト配置 | 中景 |
| 温度 | 22〜26度 |
| 水質 | 5.8〜7.0 |
| 硬度 | 1〜4 |
| 二酸化炭素(CO2) | あった方が良い |
| 光量/照明 | LEDライト一灯相当 |
| 増やし方 | 枝分かれ ピンチカット 差し戻し |
| 参考価格 | Yahoo! 1パック850円〜 |
| Amazon 1パック1,000円〜 | |
| 楽天市場 1パック800円〜 | |
ラージパールグラスと聞くとニューラージパールグラスやパールグラスを思い浮かべるかもしれません。ニューラージパーグラスとは違って上へ伸びていくタイプで、パールグラスよりも葉が丸みを帯びてやや大きめです。
かなり丈夫な種類でCO2の添加及び高い光量を与えることでぐんぐん成長し、トリミングしてもへこたれない生命力を見せてくれます。成長速度が速く、栄養分を多く使うので栄養が切れてくると色がライトグリーンからさらに薄い緑になってしまいがち。あらかじめ土壌に肥料を敷くなどの工夫が必要です。
ラージパールグラスは1本〜5本といった夕茎草ならではの販売方法でありません。一回に1パックもしくは1ポットで購入することになるのでなかなかのボリュームを入手することになります。成長速度は早いので差し戻しも短期間で行えます。したがって、ラージパールグラスをふんだんに使いたい場合でも、買いすぎないように注意が必要です。

| 水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
|---|---|---|
| 30cm | 300~500lm | 588~1,176lm |
| 45cm | 750~1,000lm | 1,500~2,000lm |
| 60cm | 1,000~2,000lm | 2,550~3,000lm |
ラージパールグラスは割と丈夫で生命力の高い水草なので光量はまぁまぁ育つレベルからでも育てることができます。(低スペックのLED一個分)LEDを2つ、もしくは高品質LEDライトで高い光量を維持することでより発色の良い綺麗な姿にすることができます。
| 品質 | ライト名 | 規格別 詳細 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 水作ライトアップ | ![]() | ![]() | ![]() | ||
| ルーメン | 588〜936lm | ||||
| GEXクリアLEDパワーⅢ | ![]() | ![]() | ![]() | ||
| ルーメン | 500~1000lm | ||||
| アクロ TRIANGLE LED GROW | ![]() | ![]() | ![]() | ||
| ルーメン | 1000~3000lm | ||||
| Chihiros wrgb2 | ![]() | ![]() | ![]() | ||
| ルーメン | 2300~4500lm | ||||
CO2を添加することで光合成が活発化し、綺麗な新芽をどんどん展開してくれるようになります。また、背丈の伸長もCO2ありの方が早いのでレイアウト完成までに時間をかけずに済みます。綺麗な色味、形状をキープしたい。増やしたい場合も含めてCO2は添加した方が良いでしょう。
単純なトリミングを指します。ラージパールグラスを含む有茎草は切った部分から枝分かれのように増えていきます。その性質を利用してカットして増やすことをピンチカットと呼びます。
トリミングした部位(本来なら破棄する草)をそのままソイルに植えることを差し戻しと言います。茎だけで枯れないの?と思うかもしれませんが、指した部分から根が出てくるので、ほとんどの有茎草は差し戻しで増やすことができます。差し戻しは水草のボリュームを増やすだけでなく、生えている領域を増やす目的で行われます。