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キンセンラスボラの寿命や最大サイズ・混泳|飼育データ

キンセンラスボラの寿命や混泳について|飼育データ

キンセンラスボラは体に金色と黒色のラインが入っていて、尾筒が赤く染まる5cm程度に大きくなる熱帯魚です。日本での名称はキンセンラスボラですが、海外での通称はレッドテールラスボラです。

キンセンラスボラは水質変化に強く、飼育難易度の低い熱帯魚であり、大きさも小さいのでアクアリム初心者でも飼育しやすいです。

とはいえ、飼育に必要なものや適切な飼育環境を知っておかなければ、想定よりも早く寿命を迎えてしまったり、トラブルで急死してしまう恐れがあります。

したがって、キンセンラスボラを購入する前に、飼育に必要なもの、購入時に気をつけるべきことなどは知っておくべきです。

目次

キンセンラスボラの寿命や混泳など飼育データ

キンセンラスボラの寿命や混泳について|飼育データ
キンセンラスボラの情報
分類コイ科
学名Rasbora borapetensis
分布タイ西部
別名レッドテールラスボラ
大きさ5cm前後
寿命5年〜7年
育成難易度
温度22〜26度
水質6.0〜7.5
硬度GH2 – GH12
繁殖ばら撒き
参考価格120円〜

海外での通称はレッドテールラスボラ

キンセンラスボラは日本のアクアショップでよく見られる販売名称です。金色の線(金線)が入っていることから名付けられていますが、海外での通称はレッドテールラスボラです。キンセンラスボラは金色の線に目がいきますが、尾筒が赤く染まるのも魅力の一つです。

全長は5cm程度にしかならないスマートな熱帯魚

キンセンラスボラは3cm程度でアクアショップに販売されていることが多いです。

幼魚の見た目はサイアミーズフライングフォックスの幼魚のように体が細長い印象を受けますが、成長しても5cm程度で体高もそこまで大きくならないので見た目はかなりスタイリッシュとなります。

初心者も飼いやすいタフな魚

キンセンラスボラは水質の変化に強い魚で、生息地でも汚染された環境でもしばし見かけられると言われています。

水質の変化に強いので水換えのタイミングや水換えのやり方にまだ慣れていないアクアリウム初心者でもトラブルなく飼いやすい熱帯魚です。

ただし、30cm以下の水槽で、水温調整もせず、放置された水槽では流石に長く生きられないので飼育環境を整える努力は必要です。

キンセンラスボラの飼育に必要なもの

中型水槽で飼育する場合

ここでの中型水槽は横幅30cm以上、60cm未満の水槽と定義します。
水槽のサイズと水量は水槽サイズ一覧をご覧ください。

濾過フィルターろ過フィルターは飼育するのに必需品です。ろ過フィルターがないと水の汚れが早まり魚がすぐに死んでしまいます。30cm〜45cmの中型水槽では外部フィルターがおすすめです。
▶︎ 30cm水槽向け外部フィルターおすすめ一覧 
▶︎ 45cm水槽向け外部フィルターおすすめ一覧
▶︎ 外掛けフィルターおすすめ一覧
水槽ライト水槽用のライトの明かりは人間で例えると太陽のようなものです。水槽用ライトがないと魚は健康的に育たず、綺麗な体色になりません。
▶︎ 30cm水槽ライトおすすめ一覧
▶︎ 45cm水槽ライトおすすめ一覧
エアレーションエアレーションは通称ブクブクです。夏場は水中のco2濃度が上がるのでブクブクがないと死んでしまう恐れがあります。
ヒーターヒーターは10月〜4月頃まで必要になるアイテムです。魚の多くは20度以上の水温が必要なので加温できるヒーターは必須です。
▶︎ 水槽用ヒーターおすすめ一覧
水槽用ファン水槽用ファンは5月〜9月頃まで必要になるアイテムです。夏場は高水温になると魚が死んだり、コケ(藻)が発生するので必須です。
▶︎ 水槽用ファンおすすめ一覧
水槽用クーラー水槽用クーラーは5月〜9月まで必要になるアイテムでファンの上位互換です。ファンで水槽が冷えない時は水槽用クーラーを導入するしかありません。ファンで冷える時はクーラーはいりません。
▶︎ 水槽用クーラーおすすめ一覧
カルキ抜きカルキ抜きは魚飼育で必須アイテムです。カルキ抜きを使わずに水道水を使用すると残留塩素によって呼吸器を痛めて死んだり、寿命が縮む恐れがあります。100均でも売っています。
掃除ポンプ掃除ポンプはアクアリウム専用の物を用意すべきです。吸い込みや使い勝手、耐久性が違うので水槽掃除のストレスが大きく変わります。
大型水槽で飼育する場合

ここでの大型水槽は横幅60cm以上の水槽と定義します。
水槽のサイズと水量は水槽サイズ一覧をご覧ください。

濾過フィルターろ過フィルターは飼育するのに必需品です。ろ過フィルターがないと水の汚れが早まり魚がすぐに死んでしまいます。60cm以上の大型水槽では外部フィルターがおすすめです。
▶︎ 外部フィルターおすすめ一覧 
水槽ライト水槽用のライトの明かりは人間で例えると太陽のようなものです。水槽用ライトがないと魚は健康的に育たず、綺麗な体色になりません。
▶︎ 60cm水槽ライトおすすめ一覧
エアレーションエアレーションは通称ブクブクです。夏場は水中のco2濃度が上がるのでブクブクがないと死んでしまう恐れがあります。
ヒーターヒーターは10月〜4月頃まで必要になるアイテムです。魚の多くは20度以上の水温が必要なので加温できるヒーターは必須です。
▶︎ 水槽用ヒーターおすすめ一覧
水槽用クーラー水槽用クーラーは5月〜9月まで必要になるアイテムでファンの上位互換です。ファンで水槽が冷えない時は水槽用クーラーを導入するしかありません。
▶︎ 水槽用クーラーおすすめ一覧
カルキ抜きカルキ抜きは魚飼育で必須アイテムです。カルキ抜きを使わずに水道水を使用すると残留塩素によって呼吸器を痛めて死んだり、寿命が縮む恐れがあります。100均でも売っています。
掃除ポンプ掃除ポンプはアクアリウム専用の物を用意すべきです。吸い込みや使い勝手、耐久性が違うので水槽掃除のストレスが大きく変わります。

キンセンラスボラの飼育方法

購入時は水合わせをしよう

水合わせの一例
  1. 購入してきた袋を水槽に浮かべる。もしくは同じ温度の水が入ったバケツに袋ごと入れて30分放置。
  2. 袋に2〜3ヶ所穴を開けて導入する水槽に浮かべてさらに30分。(穴の空いた面を水中に)
  3. 袋にハサミを入れて先程よりも水が混ざるようにする。さらに30分放置。
  4. 最後に個体を水槽にうつし、袋の水は袋ごと取り除く。(気にならなければ水も入れて良い)

上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。

点滴法による水合わせがおすすめ

点滴法とは、エアチューブを利用して水を少しずつ加えていき、30分〜1時間ほどかけて水槽の水と購入時の水をチューニングする作業になります。先述したざっくりとした水合わせよりも魚にかかるストレスが少なく、病気の発病防止などに役立ちます。

STEP
水温を合わせる
水合わせの温度合わせ

まずは袋を開けずに水槽にそのまま浮かべて放置しましょう。袋の中身と水槽の水温を合わせるために行います。

季節によって温度差があると思いますが、購入してすぐに合わせるならおおよそ30分〜1時間ほど浮かべておけば大差ない温度になっているはずです。

購入時の袋が大きければ、水量も多いので水槽の中身を減らさないと溢れます。

STEP
バケツに袋の水と魚を入れる
水合わせ

水温を合わせたらバケツに袋の水と魚を入れます。冬場の場合は温度が水温が著しく落ちないようにヒーターを投入するのがおすすめです。(当たり前ですが水量とヒーターのサイズ等を間違えないように)

STEP
エアチューブを使って水槽の水を垂らす
水合わせ(点滴法)

エアチューブを水槽に取り付け、その下にバケツを設置します。(水槽からバケツへはサイフォンの原理をしようします。)

STEP
点滴の量は1秒に6滴
水合わせ点滴のスピード

点滴法をあまりにゆっくり時間をかけるととんでもない時間になってしまいます。長時間かけても大差ないため、30分〜1時間ほどが良いです。

終わったら網で生体を掬い飼育水槽へ移しましょう。

キンセンラスボラの好む水質と水流

キンセンラスボラは弱酸性〜中性(PH6.5~PH7.5)の水質と比較的軟水よりの水を好みます。

キンセンラストボラはスマートなフォルムをしていますが、水流が強いとストレスを溜め込んでしまいます。そのため、水流は弱めに設定し、小型水槽では休める止水域もつくるようにしましょう。フィルターの水流調整ができない時はレイアウトを工夫すると良いです。

水温は高めをキープしよう

キンセンラスボラは低くても22度は維持する必要があります。適温は22〜26度と多くの熱帯魚と変わりません。水温が10度台になると動きが鈍くなり、低床や水草などの隠れ家に身を寄せて動かなくなります。

低い水温状態が続いたり、逆に高水温が続くと長期的な飼育は難しくなり、病気を発病してしまうリスクもあるため、気温が下がる10月以降を目安にヒーターの導入もしくは室内の温度を高くするといった工夫が必要です。

夏場は高水温に気をつけよう

夏場は暑さ対策をしなければ水温が28度以上になるので酸欠状態になったり、水が汚れやすくなります。したがって、ファンやクーラーの設置は5月頃からすべきです。

冬場の水換えは水温に気をつけよう

冬場は水道水と水槽内の温度差があるとストレスによって病気になったり衰弱してしまう場合があります。水換えをする時は水温を合わせてから水を入れるようにしましょう。

キンセンラスボラは水槽からの飛び出しに注意する

キンセンラスボラは水槽から飛び出してひからびて死んでしまうことがあります。小型魚といっても5cm程度までは成長し、飛び出す力は強いので、水槽の隙間が1cmでもあると危険です。

自宅の水槽にいるキンセンラスボラを生活音から完全に遮断することはできません。したがって、水槽の隙間をできるだけなくせるようにフランジを活用したり、隙間にサランラップを詰め込んだり、貼り付けたりする工夫が必要です。

キンセンラスボラの餌

フレーク顆粒タイプイトメ
冷凍アカムシブラインシュリンプ

キンセンラスボラは何でも食べます。そのため給餌に困ることはありません。しかし、小型の餌を好む傾向にあるので、細かく砕いたフレークやブラインシュリンプなどがおすすめです。

購入時は計画してすぐに餌を食べないことがありますが、餌を与えて観察せず、放っておくことで自然と食べるようになります。3日程度経過しても食べない時は細かく切った冷凍アカムシやイトメを与えると良いです。

キンセンラスボラの死因や病気対策

キンセンラスボラは白点病や尾ぐされ病を発症しやすいです。集団飼育することがほとんどなため、1匹の発症を確認した時点でまとめて薬浴できると理想的です。白点病の疑いがあれば水槽全体をアグテンに漬けるのも一つの手です。

白点病

見た目は身体に白い点が増えていく病気です。寄生虫が原因で水槽内の魚への繁殖力は強いです。導入時に合わせて水槽内に唐辛子を入れておくと初期治療や予防ができ、水草にも全く影響がないためおすすめ。

気になる場合はヒコサンZアグテンメチレンブルーで1週間別水槽で薬浴してから水槽に加えるのが最も安全です。

尾ぐされ病

ヒレがバサバサとボロボロになっていく病気です。魚の風邪とも言われるくらい発症しやすい病気でもあり、水質変化(PHの上下動や水温変化など)によって引き起こされることが多いです。

かなり症状が進行した状態で塩浴をおこなうと悪化するおそれがあります。適度な水換えをしつつ放置しておいても治りますが、症状が改善しないときは毒性の低いヒコサンZなどを使って薬浴しましょう。

薬浴と塩浴と合わせるのは魚の回復力を高めながら治療できるので有効です。

キンセンラスボラによくある質問

Q1:キンセンラスボラの寿命は?

A1:キンセンラスボラの寿命は5年〜7年程度生きます。キンセンラスボラは水質悪化にも強い丈夫な熱帯魚なので、アクアリウム初心者も比較的長く飼育することができるはずです。とはいえ、水槽の温度管理や水流の設定を誤ると長生きしなくなります。詳しくは「キンセンラスボラの育て方」をご確認ください。

Q2:キンセンラスボラの特徴は?

A2:キンセンラスボラは5cm程度まで成長するコイ科の熱帯魚です。体には金色と黒いラインが入っておりスマートなフォルムです。尾筒が赤く染まるワンポイントも魅力の一つです。キンセンラスボラは健康な状態で飼育年数が経つほどより美しい姿を見ることができます。詳しくは「キンセンラスボラの飼育データ」をご確認ください。

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この記事を書いた人

ruby48.comではアクアリウムに関する様々なログや情報をお届けしていきます。定期的にコンテストも開催し、アクアリストを繋ぐメディアの運営に努めています。

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