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ブラックテトラの寿命や混泳について|飼育データ

ブラックテトラの寿命と最大サイズ|飼育データ

ブラックテトラはシルバーの体色に黒い縦ラインが2本入っていて8cm程度まで育つカラシンです。また、尾ビレ以外のヒレが黒く染まり、腹ビレが尾筒まで繋がっている特徴があります。

ブラックファントムテトラやブラックネオンテトラと名前が似ているため、似ている魚と思ってしまいますが、体格や色味、フォルムまですべてが違います。

ブラックファントムやブラックネオンは小型水槽で飼育できるのに対して、ブラックテトラは中型水槽からの飼育が理想です。この記事ではブラックテトラの飼育に必要なもの、購入時に気をつけるべきことなどを紹介しています。

目次

ブラックテトラの寿命や混泳など飼育データ

ブラックテトラの寿命や混泳
ブラックテトラの情報
分類カラシン科
学名Gymnocorymbus ternetzi
別名ブラックスカートテトラ
ブラックウィドウテトラ
大きさ6cm〜8cm
寿命〜12年
育成難易度
温度20〜26度
水質6.0〜7.5
硬度GH5 – GH18
繁殖ばら撒き
参考価格120円〜

体長は8cmにまで成長する大きめの魚

ブラックテトラはブラックファントムテトラとは似て非なる魚です。

ブラックテトラも体高のある魚ですが、ブラックファントムほど背鰭がや腹ビレが大きく新調しないのでフォルムに違いが出るのがわかります。

また、ブラックテトラは腹ビレが尾筒(尾鰭の付け根)まで繋がっているので全体のフォルムとしては円盤に近いという表現が正しいです。

8cm程度まで成長するので比較的大きめなカラシンと言えますが、円盤状にコンパクトなフォルムにまとまっているので思ったよりは小さく見えます。

中型魚との混泳相性は良い

ブラックテトラは凶暴性はないものの、俊敏で好奇心旺盛なため、結果的に小型の熱帯魚を追いかけ回すような行動が見られることがあります。

また、雑食性ゆえにヒレをかじってしまう恐れがあるため、ブラックテトラよりも弱い小型魚やヒレの長い熱帯魚との混泳はするべきではありません。

ブラックテトラよりも大きく育つディスカスやエンゼルフィッシュ、グラミー系との混泳が向いています。

着色された個体も販売される

ブラックテトラの体表に青やピンクなど染料を注入して色をつけてカラーブラックテトラという名前でも販売されていることがあります。

カラーブラックテトラの写真

昨今では遺伝子組み換えの光るメダカが販売され、警察に御用になる事件がありましたが、カラーブラックテトラは染料の注入であり、遺伝子組み換えではないため、カルタヘナ法に触れません。

着色されたカラーブラックテトラは飼育している中で徐々に色が落ちていくので、ブラックテトラの存在を知らない人からするとグレーの地味な色になってしまったと思う人も多いです。

ブラックテトラの飼育に必要なもの

中型水槽で飼育する場合

ここでの中型水槽は横幅30cm以上、60cm未満の水槽と定義します。
水槽のサイズと水量は水槽サイズ一覧をご覧ください。

濾過フィルターろ過フィルターは飼育するのに必需品です。ろ過フィルターがないと水の汚れが早まり魚がすぐに死んでしまいます。30cm〜45cmの中型水槽では外部フィルターがおすすめです。
▶︎ 30cm水槽向け外部フィルターおすすめ一覧 
▶︎ 45cm水槽向け外部フィルターおすすめ一覧
▶︎ 外掛けフィルターおすすめ一覧
水槽ライト水槽用のライトの明かりは人間で例えると太陽のようなものです。水槽用ライトがないと魚は健康的に育たず、綺麗な体色になりません。
▶︎ 30cm水槽ライトおすすめ一覧
▶︎ 45cm水槽ライトおすすめ一覧
エアレーションエアレーションは通称ブクブクです。夏場は水中のco2濃度が上がるのでブクブクがないと死んでしまう恐れがあります。
ヒーターヒーターは10月〜4月頃まで必要になるアイテムです。魚の多くは20度以上の水温が必要なので加温できるヒーターは必須です。
▶︎ 水槽用ヒーターおすすめ一覧
水槽用ファン水槽用ファンは5月〜9月頃まで必要になるアイテムです。夏場は高水温になると魚が死んだり、コケ(藻)が発生するので必須です。
▶︎ 水槽用ファンおすすめ一覧
水槽用クーラー水槽用クーラーは5月〜9月まで必要になるアイテムでファンの上位互換です。ファンで水槽が冷えない時は水槽用クーラーを導入するしかありません。ファンで冷える時はクーラーはいりません。
▶︎ 水槽用クーラーおすすめ一覧
カルキ抜きカルキ抜きは魚飼育で必須アイテムです。カルキ抜きを使わずに水道水を使用すると残留塩素によって呼吸器を痛めて死んだり、寿命が縮む恐れがあります。100均でも売っています。
掃除ポンプ掃除ポンプはアクアリウム専用の物を用意すべきです。吸い込みや使い勝手、耐久性が違うので水槽掃除のストレスが大きく変わります。
大型水槽で飼育する場合

ここでの大型水槽は横幅60cm以上の水槽と定義します。
水槽のサイズと水量は水槽サイズ一覧をご覧ください。

濾過フィルターろ過フィルターは飼育するのに必需品です。ろ過フィルターがないと水の汚れが早まり魚がすぐに死んでしまいます。60cm以上の大型水槽では外部フィルターがおすすめです。
▶︎ 外部フィルターおすすめ一覧 
水槽ライト水槽用のライトの明かりは人間で例えると太陽のようなものです。水槽用ライトがないと魚は健康的に育たず、綺麗な体色になりません。
▶︎ 60cm水槽ライトおすすめ一覧
エアレーションエアレーションは通称ブクブクです。夏場は水中のco2濃度が上がるのでブクブクがないと死んでしまう恐れがあります。
ヒーターヒーターは10月〜4月頃まで必要になるアイテムです。魚の多くは20度以上の水温が必要なので加温できるヒーターは必須です。
▶︎ 水槽用ヒーターおすすめ一覧
水槽用クーラー水槽用クーラーは5月〜9月まで必要になるアイテムでファンの上位互換です。ファンで水槽が冷えない時は水槽用クーラーを導入するしかありません。
▶︎ 水槽用クーラーおすすめ一覧
カルキ抜きカルキ抜きは魚飼育で必須アイテムです。カルキ抜きを使わずに水道水を使用すると残留塩素によって呼吸器を痛めて死んだり、寿命が縮む恐れがあります。100均でも売っています。
掃除ポンプ掃除ポンプはアクアリウム専用の物を用意すべきです。吸い込みや使い勝手、耐久性が違うので水槽掃除のストレスが大きく変わります。

ブラックテトラの飼育方法

購入時は水合わせをしよう

水合わせの一例
  1. 購入してきた袋を水槽に浮かべる。もしくは同じ温度の水が入ったバケツに袋ごと入れて30分放置。
  2. 袋に2〜3ヶ所穴を開けて導入する水槽に浮かべてさらに30分。(穴の空いた面を水中に)
  3. 袋にハサミを入れて先程よりも水が混ざるようにする。さらに30分放置。
  4. 最後に個体を水槽にうつし、袋の水は袋ごと取り除く。(気にならなければ水も入れて良い)

上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。

点滴法による水合わせがおすすめ

点滴法とは、エアチューブを利用して水を少しずつ加えていき、30分〜1時間ほどかけて水槽の水と購入時の水をチューニングする作業になります。先述したざっくりとした水合わせよりも魚にかかるストレスが少なく、病気の発病防止などに役立ちます。

STEP
水温を合わせる
水合わせの温度合わせ

まずは袋を開けずに水槽にそのまま浮かべて放置しましょう。袋の中身と水槽の水温を合わせるために行います。

季節によって温度差があると思いますが、購入してすぐに合わせるならおおよそ30分〜1時間ほど浮かべておけば大差ない温度になっているはずです。

購入時の袋が大きければ、水量も多いので水槽の中身を減らさないと溢れます。

STEP
バケツに袋の水と魚を入れる
水合わせ

水温を合わせたらバケツに袋の水と魚を入れます。冬場の場合は温度が水温が著しく落ちないようにヒーターを投入するのがおすすめです。(当たり前ですが水量とヒーターのサイズ等を間違えないように)

STEP
エアチューブを使って水槽の水を垂らす
水合わせ(点滴法)

エアチューブを水槽に取り付け、その下にバケツを設置します。(水槽からバケツへはサイフォンの原理をしようします。)

STEP
点滴の量は1秒に6滴
水合わせ点滴のスピード

点滴法をあまりにゆっくり時間をかけるととんでもない時間になってしまいます。長時間かけても大差ないため、30分〜1時間ほどが良いです。

終わったら網で生体を掬い飼育水槽へ移しましょう。

ブラックテトラの好む水質と水流

ブラックテトラは弱酸性〜中性の水質と比較的軟水よりの水を好みます。泳ぎが得意な魚なため、止水域を作らなくても問題はありません。ただ、大きめの水槽で飼育すれば、自ずと止水域ができるので、そこに体を休ませて群れることがあります。

水温は高めをキープしよう

ブラックテトラは低くても20度は維持したいところ。適温は20〜26度と熱帯魚の中では比較的冷たい水を好みます。しかし、水温が10度台になると動きが鈍くなり、低床や水草などの隠れ家に身を寄せて動かなくなります。

長期的な飼育は難しくなり、病気を発病してしまうリスクもあるため、気温が下がる10月以降を目安にヒーターの導入もしくは室内の温度を高くするといった工夫が必要です。

夏場は高水温に気をつけよう

夏場は暑さ対策をしなければ水温が28度以上になるので酸欠状態になったり、水が汚れやすくなります。したがって、ファンやクーラーの設置は5月頃からすべきです。

冬場の水換えは水温に気をつけよう

冬場は水道水と水槽内の温度差があるとストレスによって病気になったり衰弱してしまう場合があります。水換えをする時は水温を合わせてから水を入れるようにしましょう。

ブラックテトラの餌

フレーク顆粒タイプイトメ
冷凍アカムシブラインシュリンプ

ブラックテトラは何でも食べます。そのため給餌に困ることはないでしょう。ただし、購入直後は警戒して餌を全く食べないということもあります。

他に同サイズの魚が食べる姿から餌を食べることを素早く学習しますが、水槽自体に初めていれた生体がブラックテトラの場合、慣れるのに時間がかかる場合があります。

導入したばかりの際はすりつぶしたフレークなど一口で食べられる大きさのものを与えると効果的です。

ブラックテトラの死因や病気対策

ブラックテトラは白点病や尾ぐされ病を発症しやすいです。集団飼育することがほとんどなため、1匹の発症を確認した時点でまとめて薬浴できると理想的です。白点病の疑いがあれば水槽全体をアグテンに漬けるのも一つの手です。

白点病

見た目は身体に白い点が増えていく病気です。寄生虫が原因で水槽内の魚への繁殖力は強いです。導入時に合わせて水槽内に唐辛子を入れておくと初期治療や予防ができ、水草にも全く影響がないためおすすめ。

気になる場合はヒコサンZアグテンメチレンブルーで1週間別水槽で薬浴してから水槽に加えるのが最も安全です。

尾ぐされ病

ヒレがバサバサとボロボロになっていく病気です。魚の風邪とも言われるくらい発症しやすい病気でもあり、水質変化(PHの上下動や水温変化など)によって引き起こされることが多いです。

かなり症状が進行した状態で塩浴をおこなうと悪化するおそれがあります。適度な水換えをしつつ放置しておいても治りますが、症状が改善しないときは毒性の低いヒコサンZなどを使って薬浴しましょう。

薬浴と塩浴と合わせるのは魚の回復力を高めながら治療できるので有効です。

ブラックテトラによくある質問

Q1:ブラックテトラの寿命は?

A1:ブラックテトラの寿命は12年以上になることがあります。ただし、この寿命は弱酸性の軟水で過ごした時の寿命で、日本の水質に多い、中性かつ硬水よりの水質では長生きしない可能性があります。詳しくは「ブラックテトラの育て方」をご確認ください。

Q2:ブラックテトラの特徴は?

A2:ブラックテトラは8cm程度まで大きくなるカラシンで、体色は黒みがかったシルバーに黒い日本の縦ラインが入っています。腹鰭は尾筒まで繋がっていて、全体のフォルムは円盤のようにも見えます。少なくとも6匹〜7匹で飼育することが求められるので25L以上は確保できる水槽での飼育が理想です。詳しくは「ブラックテトラの飼育データ」をご確認ください。

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この記事を書いた人

ruby48.comではアクアリウムに関する様々なログや情報をお届けしていきます。定期的にコンテストも開催し、アクアリストを繋ぐメディアの運営に努めています。

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