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水槽内にふわふわした物体が出現することはないですか?苔でもないし、触るとヌルヌルしたり。水槽内の流木やヒーター、CO2ストーンなどに付着する白いフワフワは水カビ/白カビの仲間になります。ソイルにも白い透明な糸のような形状で出現することもあります。この記事では白いふわふわとした水カビの除去方法や発生させない対処方法をまとめています。
水カビ/白カビは流木やヒーター、CO2ストーンなどに発生しやすいです。触るとヌメヌメし、薄い膜だと水槽から取り出すと見えなくなってしまいます。しかし、かなり分厚いと水槽から取り出した際にジェル状に見えます。
ずっと放置すると水質悪化を招いたり生体の病気に繋がることがあるので見つけ次第取り除くのが無難です。
共通として”新しい物”を水に漬けると発生しやすいです。新しい用品を水槽内に入れる際は必ず必要以上に洗うようにしましょう。事前に1日ほど飼育水に入れて水カビ/白カビが発生しないか確認するのもアリ。だいたい24時間以内に発生する可能性が高いです。
卵に水カビが付いてしまう場合があるので無理のない範囲で水換えをするようにしましょう。石から水カビが発生する事例は珍しいです。
co2ストーンやチューブなど意外にも水カビが付きやすいことは上記に記載しましたが、ソイルにも糸状の形状で出現する事があります。手で取ろうにも脆く取り切るのが難しいです。ただ、こちらは生体を入れて食べてもらうことをしなくても水換えで消滅する事ができます。
原因菌を取り除くのが手っ取り早いです。流木などはアク抜き済でも水カビ/白カビが付着する可能性があるので処理済みでも洗うようにしましょう。
オトシンクルスやオトシンネグロ、ブッシープレコ(アルビノでも良い)といったコケを吸い付いて食べる品種は水カビ/白カビを食べる傾向にあります。また、優先的に食べてくれるので、生体任せでも良いでしょう。水カビ/白カビを食べて死んだケースは今のところありません。
ラムズホーンや石巻貝といったスネールも水カビ/白カビを食べる傾向にあります。魚ををまだ入れる環境にない場合は先にスネールに清掃を頼むのも良いでしょう。
オトシンクルスやプレコ系よりは食べる速度が遅いですが、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビ、チェリーシュリンプ、ビーシュリンプも食べてくれる傾向にあります。数が多ければその分消失も早いです。
水槽内で拭き取ると高確率でバラバラになり、水槽内に拡散してしまいます。器具や流木はできる限りゆっくり取り出して洗うようにしましょう。もし散らばった際は網で素早く掬って拡散しないようにしましょう。もし、拭き取りやすい部分に水カビがある場合は、拡散してしまわないように拭い取る形で取り除くようにしましょう。
拭き取っても水カビや白いふわふわが出てきてしまうなら水換えの頻度をもう少し多くした方が良いでしょう。うまくいけば数日中に白カビを除去する事ができます。基本的に立ち上げ直後や新しい用具や流木などの素材を入れた際に出てくる事がほとんどなので、水換えをして様子見がベストでしょう。
水カビ病はミズカビ菌が寄生して起きるものです。基本的に健康な魚への寄生はなく、体表やヒレなどに何らかの物理的なダメージを受けた際に、二次的にミズカビが寄生することで起こる病気です。
もし喧嘩をしてダメージを受けている魚がいる、既に白点病にかかっており粘膜が剥がれやすくなっている状態であれば危険です。早急な水換えよりかは薬浴をしてしまった方が良いでしょう。