


バタフライプレコはエイのように楕円形のフォルムをした小型プレコです。中国南部やベトナム地方に生息するプレコで地域によって色合いを始め名前が変わります。この記事ではバタフライプレコの育て方や餌・混泳相性を始め、繁殖方法などをまとめています。また、クロコダイルバタフライプレコとチャイナバタフライプレコ、ベトナムプレコの違いにも触れています。参考にご覧ください。
バタフライプレコの情報 | |
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分類 | コイ目 タニノボリ科 |
学名 | Beaufortia kweichowensis |
別名 | ベトナムヒルストリームローチ ベトナムバタフライプレコ クロコダイルバタフライプレコ チャイナバタフライプレコ クロコダイルチャイナバタフライプレコ セウェルリア・リネオラー |
分布 | 中国南部 / 貴州省 ベトナムーメコン川 |
大きさ | 6〜7cm |
寿命 | 3年〜6年 |
育成難易度 | |
温度 | 20〜26度 |
水質 | 5.5〜8.0 |
硬度 | 1〜10 |
繁殖 | 産みつけ |
参考価格 | 900円〜 |
バタフライプレコはブッシープレコなどのメジャープレコと比べて、体全体がより這っているような姿が特徴的です。真上から見ると円盤のようなフォルムで小さいエイなのか?カブトエビ?おたまじゃく…し?ではないな。といった印象を受けるかもしれません。
腹をの内側を見ると前ヒレと後ろヒレが大きく発達しているのが見てわかります。通常の「プレコ」と呼ばれる姿と異なった形状が推しポイントでしょうか。
この写真は特にヒレが発達しているなというのが分かると思います。苔を食べて動く姿はプレコよりもハゼに近いかもしれません。
バタフライプレコは草食性の魚ということもあり、水槽内のコケを中心に食べ動きます。他の魚に干渉することがなく非常に温厚。むしろ魚がワサワサ泳ぐエリアにはあまり顔を出さない印象さえ受けます。
バタフライプレコはアクアショップやネットショップではそれぞれ異なる名前で販売されていることが多いです。もちろん名前によって色合いなどが異なるのでほぼ別種とらえて良いでしょう。
中国に分布するバタフライプレコ。少し体色が白いが、買い込むとクロコダイルバタフライプレコと見分けがつかなくなる。ガラスを伝って外に飛び出してしまう事故が起きる場合があるので、水槽の蓋はキッチリしておく必要がある。特にフィルター裏などの死角は見落としがちなので注意。
当サイトでも紹介している写真に写るバタフライプレコが「クロコダイルバタフライプレコ」になる。温和で他の坂に危害を加える事がないので混泳しやすい。コケ対策として入れるのもよし。水流の強いところが好きなため、排水ポンプに逆らってくっついてる姿も見る事ができる。
ベトナムに生息するセウェルリア・リネオラータ。ショップではベトナムバタフライプレコの名前で売られていることがある。食性はほぼ一緒で茶ゴケを好んでよく食べる。人工飼料もタブレットの上に乗せるなどして味を覚えさせることで食べさせるように促すこともできる。ただ、基本的に水槽のコケを食べて過ごすため餌を無闇に上げる必要もない。
バタフライプレコは比較的良好な水質と強めの水流を好む傾向にあります。水流設定は強めにし、エアーレーションも常に行い清潔な状態を保てるのが理想です。
バタフライプレコは環境に慣れるまで割と過敏な魚。そのため、水合わせをせずに導入するとコロッと死んでしまいます。身長な水合わせを行ってあげましょう。
上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。
バタフライプレコは水槽内の苔や水カビなどを食べるためメンテナンス生体として餌を特に与えずに飼育することも可能です。しっかり育成する場合は沈下性タブレットやアカムシを与えるのが良いでしょう。
クラウンキリーを購入した場合、ショップからの持ち帰りでも通販でも、まずは水合わせが必要です。水合わせとは飼育環境とショップなどでの管理環境における水質をできるだけ合わせることを指します。
バタフライプレコは温厚な魚なので危害を加えることはないと思って良いでしょう。ただ、追いかけてくるような魚(シクリットやサイアミーズなど)との混泳は避けた方が良いです。特に食性が似通った生体は馴染むまでの間はストレスの原因になるので注意が必要です。