


ポポンデッタフルカタはレインボーフィッシュの中でも人気の品種です。ヒレが黄色く発色する姿は美しく、特にオスは威嚇時に背ビレ、尾ビレ、腹ビレを大きく伸長するため存在感が際立ちます。ポポンデッタフルカタは水質にうるさくなく、飼育が容易なので初心者でも育てやすいのが特徴です。
ポポンデッタフルカタは2年〜3年ほどの寿命の魚ですが、導入時の水合わせや餌の与える量を間違えると早死にしてしまう可能性があります。本記事ではポポンデッタフルカタの育て方で必要な要素(餌、水合わせ、水質、水温、繁殖)を紹介しています。
ポポンデッタフルカタの情報 | |
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分類 | トウゴロウイワシ目 シュードムギル科 |
学名 | Pseudomugil furcatus |
別名 | シュードムギル・フルカタ ポポンデッタ・レインボー フォークテール・レインボー |
大きさ | 3〜5cm |
寿命 | 2~3年程度 |
育成難易度 | |
温度 | 22〜27度 |
水質 | 7.0〜8.0 |
硬度 | 14〜30 |
分布 | 産卵床への産みつけ |
参考価格 | 300円〜 |
ポポンデッタフルカタは別名フォークテールレインボーと呼ばれ、レインボーフィッシュの仲間になります。レインボーフィッシュの中でも小型でぱっと見はメダカの仲間に見える人も多いのではないでしょうか。
ヒレが伸張したポポンデッタフルカタは上から見ると花びらが泳いでいるような綺麗な姿として見ることができます。
ポポンデッタフルカタは2年〜3年程度の寿命ですのでサイクルは早め。環境によっては1年程度で死んでしまうこともあるでしょう。水質にはうるさくない熱帯魚ですが、寒暖差や水の汚れなどには気にかけるのがベストです。
ポポンデッタフルカタのオスは成長していくと各ヒレが伸長していき発色も鮮やかになってきます。メスと比べて明らかに優雅さに違いが出ます。メスはオスと比べてお腹がふっくらしており、ヒレもあまり目立ちません。
ポポンデッタフルカタは水質にうるさくない丈夫な魚で定評があります。餌も選ばない(偏食がない)、水質もうるさくないと初心者にはとても優しい生体です。性格も温厚で混泳もしやすいです。
ただ、ショップからの持ち帰りでも通販でも、まずは水合わせが必要です。水合わせとは飼育環境とショップなどでの管理環境における水質をできるだけ合わせることを指します。
上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。
ポポンデッタフルカタは人工肥料、生き餌と種類を問わず何でも食べてくれます。そのため、アクアリウム初心者でも水槽に導入しやすい熱帯魚です。
ポポンデッタフルカタは十分に成熟したペアがいれば繁殖は容易。ポポンデッタフルカタのメスは粘着性のある卵を産卵するので、水草などの隠れ家となる物があれば産み付けてくれます。産卵場所として代表的に挙げられるのはウィローモスとったモス種です。
ポポンデッタフルカタの稚魚は、熱帯魚の稚魚と食性は基本変わりません。インフゾリアやブラインシュリンプを与えるようにしましょう。混泳させている場合、稚魚が他の魚に食べられる可能性もあるので、基本的に飼育は隔離の方が望ましいです。
実際の泳いでいる姿や飼育上の注意点など動画でご覧になりたい方はこちらを参照ください。