クラウンキリーの飼育方法|繁殖・混泳・寿命について

クラウンキリーは青い目と白黒の体色が特徴的な魚で、オスは尾鰭が赤と青に染まるため見た目もかなり鮮やかです。体長は3cm前後この記事ではクラウンキリーの適した水槽や育て方、寿命や餌、繁殖の仕方などを紹介しています。

目次

クラウンキリーの特徴

クラウンキリー
クラウンキリーの情報
分類カダヤシ目
エピプラティス属
学名Poecilia wingei
別名ロケット・キリー
シュードエピプラティス・アニュレータス
大きさ3〜4cm
寿命2年〜3年
育成難易度
温度20〜26度
水質4.5〜7.0
硬度1〜8
繁殖産卵床への産みつけ
参考価格250円〜

クラウンキリーはどんな魚?

クラウンキリーは西アフリカに分布する卵生メダカです。青い目に白黒の体色、尾鰭が赤と青に染まる特徴を持ちます。(オスのみ)クラウンキリーのクラウンは王冠ではなく道化師という意味になります。(身体の縞模様や鰭の長さ、色から付けられたとされています。)

クラウンキリーの飼育方法

クラウンキリーを購入したら

クラウンキリーを購入した場合、ショップからの持ち帰りでも通販でも、まずは水合わせが必要です。水合わせとは飼育環境とショップなどでの管理環境における水質をできるだけ合わせることを指します。

水合わせの一例
  1. 購入してきた袋を水槽に浮かべる。もしくは同じ温度の水が入ったバケツに袋ごと入れて30分放置。
  2. 袋に2〜3ヶ所穴を開けて導入する水槽に浮かべてさらに30分。(穴の空いた面を水中に)
  3. 袋にハサミを入れて先程よりも水が混ざるようにする。さらに30分放置。
  4. 最後に個体を水槽にうつし、袋の水は袋ごと取り除く。(気にならなければ水も入れて良い)

上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。

水槽に入れられる目安

30cm水槽8~10匹
45cm水槽15匹前後
60cm水槽15~25匹程度

30cm水槽や45cm水槽はレイアウトによっては10匹でも多く感じてしまう場合がありますので結果的に入れ過ぎてしまったとならないように注意しましょう。また、60cm水槽も奥行き30cmなら25匹前後入れても問題ないですが、奥行きが20cmになるスリムタイプはレイアウトによっては圧迫感が強くなってしまいます。

ウィローモス等があると繁殖させやすい

南米ウィローモス

クラウンキリーはウィローモスや浮草などに卵を生みつけやすいです。繁殖を目的としなくても隠れ家を好むのでレイアウトは水草が多めの方が良いでしょう。

クラウンキリーの餌

  • フレーク
  • 顆粒
  • ブラインシュリンプ
  • イトメ
  • 冷凍アカムシ

クラウンキリーは基本的に雑食ですが、小さい餌の方が好んでよく食べます。フレークはあげる際に指ですり潰したり、アカムシは適度に切って与えるなど大きさに注意してあげると良いでしょう。

1日に数回、食べ切れる量の餌を与えるのが理想ですが、給餌の頻度が上がるほど水槽の水が汚れるスピードが上がるため、管理が非常に大変なものになります。1日に1回でも育成上問題はありません。(たとえ1日1回の給餌でも3分程度で食べ切れる量にして下さい。)

クラウンキリーと混泳しやすい生体

下層を泳ぐ魚との相性が良い

クラウンキリーは水槽の上層〜中層をメインに泳ぐ魚なため、同じ領域下で泳ぐ魚と混泳させるとお互いに尾鰭などを齧ってしまう場合があります。両者の個性による気性の違いなため、どちらが被害者となるかは断定はできませんが、トラブルになる可能性はあります。少なくともクラウンキリーよりも大型になる魚との混泳は禁物です。

エビなどの生体との混泳は可

クラウンキリーは雑食性でフレークやアカムシといった物をすすんで食べます。流石にチェリーシュリンプやミナミヌマエビの稚エビは見つかれば捕食される可能性はありますが、成体となった2cm〜3cmのエビを襲うことはありません。

クラウンキリーの死ぬ原因と病気

クラウンキリーの体色が白くなったら?

クラウンキリーは購入時の輸送によるストレス、新環境で落ち着かないストレスによって体色が薄くなる場合があります。体色が薄くなる現象はクラウンキリーに限ったことでなく、他の魚でも起こる現象です。早ければ30分程度で色が戻る場合もあれば、数時間経たないと色が戻らない場合もあります。

導入時以外で体が白い場合は体調不良や何かの病気のシグナルの可能性があります。注視し、泳ぎ方がおかしかったり鰭に異常がある場合は塩浴や薬浴をするために隔離をしましょう。

クラウンキリーの死ぬ原因

クラウンキリーはストレスによる急死や病気による弱体化による死が発生することがあります。以下の病気は熱帯魚が罹りやすい病気なので参考にご覧ください。

白点病

見た目は身体に白い点が増えていく病気です。寄生虫が原因で水槽内の魚への繁殖力は強いです。導入時に合わせて水槽内に唐辛子を入れておくと初期治療や予防ができ、水草にも影響がないためおすすめ。気になる場合はヒコサンZやアグテン、メチレンブルーで1週間別水槽で薬浴してから水槽に加えるのが最も安全。

尾ぐされ病

ヒレがバサバサとボロボロになっていく病気。魚の風邪とも言われるくらい発症しやすい病気でもあります。塩浴をすると悪化するので注意。適度な水換えをしつつ放置しておいても治りますが、気になるようなら隔離水槽でヒコサンZなどを使って薬浴しましょう。

クラウンキリーのオスメスの見分け方

クラウンキリーのオス

クラウンキリー

クラウンキリーのオスはメスに比べて細長く成長します。尾ひれも色鮮やかな青と赤のラインが入っていき、目の色も濃くなります。

クラウンキリーのメス

クラウンキリーのメス
左がオス、右がメス

クラウンキリーのメスはオスよりもお腹がふっくらしており、目の色が薄いのが特徴です。また、オスよりも尾鰭に色がつかないのですぐに見分けることができます。

クラウンキリーまとめ

クラウンキリーは飼い込むほど色が鮮やかになり小さく綺麗な姿を見ることができます。アクアショップでは色揚げがされていない状態であることが多く、ちょっと地味に見えてしまいます。水草との景観とも合うのでネオンテトラなどの派手な小型カラシンとは違った魚をアクセントで導入したいなという場合にクラウンキリーを選んでみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

アクアリウムが大好きなコンテンツディレクター。アクアリウム歴10年以上。WEB制作会社でSEOライターやディレクションなどをしている人。アクアリストを繋ぐメディアを作りたいと躍起になっている。

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