ロタラレイアウトのコツ・水槽立ち上げの手順と管理方法
ミキティーさんが手掛けた水草13種以上を使った60cm水槽のレイアウトをご紹介。立ち上げ時の石組から水草植栽配置まで詳しく掲載しています。60cm水槽の管理方法の参考としてもご覧ください。
水槽を手掛けた人
【水の中の生き物好き】アクアリウム・植物・水生生物など/外で採取や観察もします。現在60cmスリム水槽で海水水槽、60cm水槽で水草水槽製作中 その他イモリやシュリンプ、ドンコなどを飼育しています。
立ち上げた60cm水槽の詳細
水槽コンセプト | 多様性 |
基本情報 | |
水槽スペック | ADA(60サイズ) |
ソイルなど砂底 | アクアソイルーアマゾニア Ver.2 |
フィルター | エーハイム クラシック2213 |
照明器具 | アクロ トライアングルグロウ600 コトブキ フラットLED 600 |
二酸化炭素 | あり |
点灯時間 | 9時間 |
水草配置のポイント
前景水草 | |
グロッソスティグマ | ヘアーグラス |
ヒドロコティレ ミニ | – |
中景水草 | |
ハイグロフィラ ピンナティフィダ | アヌビアスナナ |
ベトナムゴマノハグサ | ミクロソリウム トライデント |
アヌビアスナナ プチ | – |
後景水草 | |
ロタラ sp. Hra | グリーンロタラ |
ニードルリーフ ルドヴィジア | ロタラナンセアン |
パールグラス | – |
前景は定番のグロッソに加え、ヒドロコティレやベトナムゴマノハグサのように葉の形が変わっているものを植えて変化を出してみました。
中景には主にミクロソリウムやピンナティフィダを流木に活着させています。また、後景は伸びの早いロタラ系の有茎草を植えています。
60cm水槽立ち上げ前の準備
今回めちゃめちゃ念入りに準備をされていますよね!
立ち上げに使う道具の準備、流木の漬け込みなど結構時間かけましたね。流木の漬け込みだけで1週間は使っています!
▲アクが漂う水槽
▲水槽立ち上げに用意した材料たち
60cm水槽立ち上げ時のポイント
パワーサンド→栄養剤→ソイルの順に敷く
いきなりソイル!ではなく、まずはパワーサンドを敷きました。その後、サプリとイニシャルスティックも少なめに入れ、最後にアマゾニアver.2で蓋をしました。
▲アマゾニアver.2に付属していたサプリ
流木配置を決めてレイアウトを固める
ソイルを4cmほど引いてレイアウトを決めます!
随分と悩み抜いたレイアウトが上記の構図。ただ、今回は流木メインで最初は中央に空間を作る構図にしていましたが、今では水草で埋まってしまいました笑
立ち上げ(植栽)のポイント
立ち上げに使った水草は約13種
▲立ち上げに使った培養カップたち
植栽の前に流木にモスを巻きつける
水草を植えてから「モスを巻きつけるの忘れた」と気づくパターンは、立ち上げ手順でケアレスミスでありがちですが、流木と石の配置を決めた後取り出して巻き付け作業を忘れずに行っています。
▲使用している糸はADAのモスコットン
巻き終わったあとは干からびないようにキッチンペーパーを湿らせてモスに巻きつけています!
その手があったか…!自分はいつも定期的に霧吹きして凌いでました(汗)
モスの設置完了後に前景の植栽
モス巻きつけたあとにグロッソスティグマをはじめとする前景水草を植えていきます。カップ培養は寒天を削ぎ落として区分けして準備します。
前景水草 | |
グロッソスティグマ | ヘアーグラス |
ヒドロコティレ ミニ | – |
▲真上から見た植栽配置
流木に配置している水草はミクロソリウムトライデントになります。その他のポイントしては、ヒドロコティレやベトナムゴマノハグサのように葉の形が変わっているものを植えて変化を出してみました。
中景草は後日、品種追加による活着
立ち上げから2週間後にこちらのハイグロフィラピンナティフィダとアヌビアス・ナナプチを流木に配置しました。
▲活着させた様子。
新しく導入したプチナナとピンナはカミハタの接着剤を使いました。 これ水中でやるとなかなかくっつかないんですよね!笑
中景水草 | |
ハイグロフィラピンナティフィダ | アヌビアスナナプチ |
ミクロソリウムトライデント | ベトナムゴマノハグサ |
他水槽から後景草を移植
後景水草 | |
ロタラsp.Hra | グリーンロタラ |
ニードルリーフ ルドヴィジア | ロタラナンセアン |
パールグラス | – |
パールグラスは他で管理している水槽から持ってきました。
左からロタラナンセアン、ニードルリーフルドヴィジア、パールグラス、ロタラspHraとなっています。
ここまで一連として紹介してきましたが、水草配置の全体ポイントの要となる要素は何なんでしょうか?
全体的ポイント…というと、植えた水草が他の水草で隠れないように、水草それぞれの成長スピードに合わせたレイアウトを意識しています!
水草に入れた生体に関して
生体を導入したタイミングについて
注水後のどのタイミングで生体を水草に入れたのでしょうか?
立ち上げから1ヶ月経って安定してきたことを確認してから入れました。最初はメンテナンス生体としてヤマトヌマエビとオトシンクルスを入れていました。
その後、ラスボラエスペイとロージーテトラ、カージナルテトラ、ネオンドワーフレインボー 、オランダ ラミラジィを追加しました。
60cm水槽の手入れ方法
水槽と掃除の仕方について
水換えなど掃除の頻度はどのくらいですか?掃除の仕方も教えてください!
1週間に一度 底の汚れをホースで吸い取ります。 アオミドロを確認したら毎日手で取っています。
発生したコケとコケ対策について
今までどんなコケが発生しましたか?コケ対策にどんなことをしましたか?
発生したコケはアオミドロ、糸状コケになります。
アオミドロは現在も格闘中です。 換水頻度を増やすことや水草の活性を上げるためにco2量を増やすことを試しました。現在は前よりも落ち着きました。
ヤマトヌマエビも増やしてみましたが、ある程度成長したアオミドロはあまり食べてくれません。
メンテ用生体 | |
ヤマトヌマエビ×20 | オトシンクルス×2 |
使用している肥料系について
液肥はADAのブラティシリーズのニュートラルK、ミネラル、アイアンを毎日適量(初期の生体がいないときはニトロも) 固形はテトラのイニシャルスティックとADAのボトムプラスをトリミングする時の水草の状態をみて追肥してます。
水槽立ち上げから出来上がりまでの経過
アクアリストのプロフィール
【水の中の生き物好き】アクアリウム・植物・水生生物など/外で採取や観察もします。現在60cmスリム水槽で海水水槽、60cm水槽で水草水槽製作中 その他イモリやシュリンプ、ドンコなどを飼育しています。