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トランスルーセントグラスキャットフィッシュの混泳と繁殖や長生きする餌の選び方

トランスルーセントグラスキャットフィッシュの飼育の仕方

トランスルーセントグラスキャットフィッシュはナマズ目の淡水魚で、頭以外の部分が透けている魚で骨の透けている魚として有名かつ人気のある品種です。骨の透けた魚が群生して泳ぐ姿は神秘的で水族館でも展示されていることが多いです。

アクアショップでも普通に販売されており、初心者でも購入し飼いやすいのが特徴です。ユラユラと泳ぐ姿から温厚に見えますが、自分より小さい生き物は捕食する可能性があるので混泳には注意が必要です。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュは新しい環境に馴染めば5年ほど生きてくれますが、購入したばかりの時に水合わせを行わないとすぐに死んでしまったり、病気になってしまうことがあるので、導入のときは一番気をつけるべきと言えます。この記事ではトランスルーセントグラスキャットフィッシュを長生きさせるための飼育の基本を紹介しています。

目次

トランスルーセントグラスキャットフィッシュはどんな熱帯魚?

トランスルーセントグラスキャット
大きさ4cm〜12cm
水質pH6.0〜qH7.5
硬度2〜14
水温20度〜28度
寿命2年〜3年
学名Axelrodia riesei
分類ナマズ科
生息分布マレーシア、タイ
別名
参考価格250円〜

水質と水温に気をつける

トランスルーセントグラスキャットフィッシュは新しい水槽へ入れた時は環境になれず、白点病といった病気になりやすいです。気づかないまま死んでしまう事がないよう、水合わせはしっかり行い、予防として唐辛子を入れておくのも良し。

個体数と餌の量によって水の汚れやすさはまちまちですが、観賞魚の中でも大きい部類になるので少ない数でも水質悪化に繋がりやすいです。従ってこまめな換水や濾過能力の高い外部フィルターを使うことをおすすめします。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュは何匹まで入れて良い?

トランスルーセントグラスキャットの群生

水槽の大きさによって異なりますが、60cm水槽なら8〜10匹程度居ても問題ありません。ただし、遊泳スペースがないなら5匹から入れて様子を見る(水質悪化速度や生体の健康状態)のが無難でしょう。基本的に水槽の真ん中から下にかけて留まるように泳ぐので、そのスペースさえ確保出来ていれば問題ありません。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュの飼育に必要なもの

小型水槽で飼育する場合

ここでは小型水槽は横幅30cm未満の水槽よりも小さい水槽と定義します。
水槽のサイズと水量は水槽サイズ一覧をご覧ください。

濾過フィルターろ過フィルターは飼育するのに必需品です。ろ過フィルターがないと水の汚れが早まり魚がすぐに死んでしまいます。小型水槽では外掛けフィルターが手入れも簡単でおすすめです。
▶︎ 外掛けフィルターおすすめ一覧
水槽ライト水槽用のライトの明かりは人間で例えると太陽のようなものです。水槽用ライトがないと魚は健康的に育たず、綺麗な体色になりません。
▶︎ 15cm水槽ライトおすすめ一覧
▶︎ 20cm水槽ライトおすすめ一覧
エアレーションエアレーションは通称ブクブクです。夏場は水中のco2濃度が上がるのでブクブクがないと死んでしまう恐れがあります。
ヒーターヒーターは10月〜4月頃まで必要になるアイテムです。魚の多くは20度以上の水温が必要なので加温できるヒーターは必須です。
▶︎ 水槽用ヒーターおすすめ一覧
水槽用ファン水槽用ファンは5月〜9月頃まで必要になるアイテムです。夏場は高水温になると魚が死んだり、コケ(藻)が発生するので必須です。
▶︎ 水槽用ファンおすすめ一覧
水槽用クーラー水槽用クーラーは5月〜9月まで必要になるアイテムでファンの上位互換です。ファンで水槽が冷えない時は水槽用クーラーを導入するしかありません。ファンで冷える時はクーラーはいりません。
▶︎ 水槽用クーラーおすすめ一覧
カルキ抜きカルキ抜きは魚飼育で必須アイテムです。カルキ抜きを使わずに水道水を使用すると残留塩素によって呼吸器を痛めて死んだり、寿命が縮む恐れがあります。100均でも売っています。
掃除ポンプ掃除ポンプはアクアリウム専用の物を用意すべきです。吸い込みや使い勝手、耐久性が違うので水槽掃除のストレスが大きく変わります。
中型水槽で飼育する場合

ここでの中型水槽は横幅30cm以上、60cm未満の水槽と定義します。
水槽のサイズと水量は水槽サイズ一覧をご覧ください。

濾過フィルターろ過フィルターは飼育するのに必需品です。ろ過フィルターがないと水の汚れが早まり魚がすぐに死んでしまいます。30cm〜45cmの中型水槽では外部フィルターがおすすめです。
▶︎ 30cm水槽向け外部フィルターおすすめ一覧 
▶︎ 45cm水槽向け外部フィルターおすすめ一覧
▶︎ 外掛けフィルターおすすめ一覧
水槽ライト水槽用のライトの明かりは人間で例えると太陽のようなものです。水槽用ライトがないと魚は健康的に育たず、綺麗な体色になりません。
▶︎ 30cm水槽ライトおすすめ一覧
▶︎ 45cm水槽ライトおすすめ一覧
エアレーションエアレーションは通称ブクブクです。夏場は水中のco2濃度が上がるのでブクブクがないと死んでしまう恐れがあります。
ヒーターヒーターは10月〜4月頃まで必要になるアイテムです。魚の多くは20度以上の水温が必要なので加温できるヒーターは必須です。
▶︎ 水槽用ヒーターおすすめ一覧
水槽用ファン水槽用ファンは5月〜9月頃まで必要になるアイテムです。夏場は高水温になると魚が死んだり、コケ(藻)が発生するので必須です。
▶︎ 水槽用ファンおすすめ一覧
水槽用クーラー水槽用クーラーは5月〜9月まで必要になるアイテムでファンの上位互換です。ファンで水槽が冷えない時は水槽用クーラーを導入するしかありません。ファンで冷える時はクーラーはいりません。
▶︎ 水槽用クーラーおすすめ一覧
カルキ抜きカルキ抜きは魚飼育で必須アイテムです。カルキ抜きを使わずに水道水を使用すると残留塩素によって呼吸器を痛めて死んだり、寿命が縮む恐れがあります。100均でも売っています。
掃除ポンプ掃除ポンプはアクアリウム専用の物を用意すべきです。吸い込みや使い勝手、耐久性が違うので水槽掃除のストレスが大きく変わります。
大型水槽で飼育する場合

ここでの大型水槽は横幅60cm以上の水槽と定義します。
水槽のサイズと水量は水槽サイズ一覧をご覧ください。

濾過フィルターろ過フィルターは飼育するのに必需品です。ろ過フィルターがないと水の汚れが早まり魚がすぐに死んでしまいます。60cm以上の大型水槽では外部フィルターがおすすめです。
▶︎ 外部フィルターおすすめ一覧 
水槽ライト水槽用のライトの明かりは人間で例えると太陽のようなものです。水槽用ライトがないと魚は健康的に育たず、綺麗な体色になりません。
▶︎ 60cm水槽ライトおすすめ一覧
エアレーションエアレーションは通称ブクブクです。夏場は水中のco2濃度が上がるのでブクブクがないと死んでしまう恐れがあります。
ヒーターヒーターは10月〜4月頃まで必要になるアイテムです。魚の多くは20度以上の水温が必要なので加温できるヒーターは必須です。
▶︎ 水槽用ヒーターおすすめ一覧
水槽用クーラー水槽用クーラーは5月〜9月まで必要になるアイテムでファンの上位互換です。ファンで水槽が冷えない時は水槽用クーラーを導入するしかありません。
▶︎ 水槽用クーラーおすすめ一覧
カルキ抜きカルキ抜きは魚飼育で必須アイテムです。カルキ抜きを使わずに水道水を使用すると残留塩素によって呼吸器を痛めて死んだり、寿命が縮む恐れがあります。100均でも売っています。
掃除ポンプ掃除ポンプはアクアリウム専用の物を用意すべきです。吸い込みや使い勝手、耐久性が違うので水槽掃除のストレスが大きく変わります。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュの飼育方法

購入時は水合わせをしよう

水合わせの一例
  1. 購入してきた袋を水槽に浮かべる。もしくは同じ温度の水が入ったバケツに袋ごと入れて30分放置。
  2. 袋に2〜3ヶ所穴を開けて導入する水槽に浮かべてさらに30分。(穴の空いた面を水中に)
  3. 袋にハサミを入れて先程よりも水が混ざるようにする。さらに30分放置。
  4. 最後に個体を水槽にうつし、袋の水は袋ごと取り除く。(気にならなければ水も入れて良い)

上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。

点滴法による水合わせがおすすめ

点滴法とは、エアチューブを利用して水を少しずつ加えていき、30分〜1時間ほどかけて水槽の水と購入時の水をチューニングする作業になります。先述したざっくりとした水合わせよりも魚にかかるストレスが少なく、病気の発病防止などに役立ちます。

STEP
水温を合わせる

まずは袋を開けずに水槽にそのまま浮かべて放置しましょう。袋の中身と水槽の水温を合わせるために行います。

季節によって温度差があると思いますが、購入してすぐに合わせるならおおよそ30分〜1時間ほど浮かべておけば大差ない温度になっているはずです。

購入時の袋が大きければ、水量も多いので水槽の中身を減らさないと溢れます。

STEP
バケツに袋の水と魚を入れる

水温を合わせたらバケツに袋の水と魚を入れます。冬場の場合は温度が水温が著しく落ちないようにヒーターを投入するのがおすすめです。(当たり前ですが水量とヒーターのサイズ等を間違えないように)

STEP
エアチューブを使って水槽の水を垂らす

エアチューブを水槽に取り付け、その下にバケツを設置します。(水槽からバケツへはサイフォンの原理をしようします。)

STEP
点滴の量は1秒に6滴

点滴法をあまりにゆっくり時間をかけるととんでもない時間になってしまいます。長時間かけても大差ないため、30分〜1時間ほどが良いです。

終わったら網で生体を掬い飼育水槽へ移しましょう。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュの適正水温は28度前後

トランスルーセントグラスキャット

トランスルーセント・グラスキャットは白点病に掛かりやすいという点においても28度以上が望ましいとも言われています。夏場に置いては水質悪化が加速してしまいますので27〜28あたりを年間を通してキープするくらいが他の生体に対してもちょうど良い温度と言えます。

飛び出し注意!蓋はしよう

トランスルーセント・グラスキャットは俊敏性が高く、水槽ライトの点灯時や消灯時にびっくりした拍子に水槽から飛び出すことはよくある話。したがって飼育水槽には隙間が一切生まれないように蓋をする必要があります。クリアファイルでテープ止めといった対策でも十分です。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュの餌

トランスルーセントグラスキャットフィッシュは肉食系

トランスルーセント・グラスキャットはナマズ目ともあって肉食傾向が強いです。ただ餌に関しては人工飼料も食べるためそこまで気を使う必要もありません。ひかりクレストのミニキャットは嗜好性が高く食い付きが良いことで有名です。

水槽に導入間もない間は警戒して餌を食べに現れない事もありますが、2週間食べなくても餓死することは無いのでそっとしておきましょう。

苔や水草は食べない

水草やコケを食べる魚が周りにいる場合は真似をして齧る場合がないとも言えません。(ネオンテトラなどのカラシン科ですら齧る)ただ先述したように肉食性の方が強いので水草を齧ってしまうような事例はほとんどありません。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュの死因や病気対策

トランスルーセントグラスキャットフィッシュは白点病や尾ぐされ病を発症しやすいです。集団飼育することがほとんどなため、1匹の発症を確認した時点でまとめて薬浴できると理想的です。白点病の疑いがあれば水槽全体をアグテンに漬けるのも一つの手です。

白点病

見た目は身体に白い点が増えていく病気です。寄生虫が原因で水槽内の魚への繁殖力は強いです。導入時に合わせて水槽内に唐辛子を入れておくと初期治療や予防ができ、水草にも影響がないためおすすめ。気になる場合はヒコサンZやアグテン、メチレンブルーで1週間別水槽で薬浴してから水槽に加えるのが最も安全。

尾ぐされ病

ヒレがバサバサとボロボロになっていく病気。魚の風邪とも言われるくらい発症しやすい病気でもあります。塩浴をすると悪化するので注意。適度な水換えをしつつ放置しておいても治りますが、気になるようなら隔離水槽でヒコサンZなどを使って薬浴しましょう。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュの混泳

体長3cm以下は注意

トランスルーセント・グラスキャットは大きい物は8〜10cmにまで成長します。10cm以上の個体は水槽サイズにも関係しますが、標準でも8cmくらいにはなります。レッドテトラやボララスブリジッタエといった全長が3cm以下の魚は捕食される場合があるので要注意。

ヤマトヌマエビの混泳はできる

抱卵したヤマトヌマエビ

3cm以下の小さなヌマエビは捕食対象になります。水草が多く配置され茂っていれば捕食される確率も減りますが、食べられる可能性があることは初めから考慮しましょう。大型のヤマトヌマエビなどは捕食されることなく共存しやすいです。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュと他魚の相性

凶暴性があるわけでないため、あまりに小型な熱帯魚出ない限りは問題ありません。3cm前後でも元気に泳ぎ回っていればそうそうに食べられることもありません。滞留ゾーンを作ってあげれば混泳は容易です。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュの繁殖方法

飼育下で狙っての繁殖は難しい

トランスルーセント・グラスキャットの飼育下による繁殖事例はほぼありません。抱卵したとしても産卵までに至ることがないのです。水温を高めに設定し、姿を確認するのが難しいくらいの水草に覆われた環境(自然に近い環境)なら低確率で繁殖できるかも?といったところ。

グラスキャットの稚魚が生まれた場合

難しいといえど個体差、環境によっては普通に繁殖します。稚魚も透明なため、見つけるのも困難です。また稚魚は他の魚に捕食される可能性もあり、気付かぬうちに全滅ということも。もし見つけた場合は隔離し、ブラインシュリンプを与えるようにしましょう。(隔離せず飼育する方法もあり)

稚魚孵化後はエアーを強めに

全ての熱帯魚に共通して言えることですが、稚魚の死因の1つに酸素不足が挙げられます。動き回れる成魚に対し、稚魚の行動範囲は狭いので、酸欠で死ぬ場合も。二酸化炭素量をいつもより減らしたり、エアー時間を長くするなど工夫が必要です。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュによくある質問

トランスルーセントグラスキャットフィッシュの寿命は?

トランスルーセントグラスキャットフィッシュの寿命は5年ほどと小型熱帯魚と同じような寿命で短めです。水質変化に弱いことがあるため、新しい環境に馴染めていないと平均寿命に届かず死んでしまうこともあります。詳しい飼育方法はこちらをご確認ください。

トランスルーセントグラスキャットフィッシュは死んだふりをする?

トランスルーセントグラスキャットフィッシュは臆病な性格で新しい水槽へ移した時は、水槽の底に横たわって動かず死んだふりのような姿を見せることがあります。隠れ家を確保してあげると落ち着きやすいのでおすすめです。詳しい飼育方法はこちらをご確認ください。

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