



水槽の中に白い砂を使って滝があるように見せることができることはご存じですか?テラリウムでは実際に水を流すことで滝を演出することはありますが、本記事では水中で滝を演出する方法を紹介しています。滝が水中にある水槽レイアウトの作り方、手順、必要な道具などをまとめているので参考にご覧ください。
本記事は2020年にTwitterレイアウトコンテスト「ねすこん」で出典・レイアウト紹介企画に参加頂いた内容をリライトしたものになります。

| 30cmキューブ水槽のスペック | |
| 水槽スペック | 30cm×30m×30cm |
| ソイルなど砂底 | アマゾニアライト 軽石(一部ラプラタサンド) |
| フィルター | エーハイム2213 |
| 照明器具 | アクアスカイ301 |
| 光量 | 900-1200lm |
| 点灯時間 | 6時間半 |
| CO2 | あり |
| 換水頻度 | 30% / 1週 |

子供の頃、売っている砂時計を思わず逆さにしたり、大人になったら砂が落ちる速度に癒されたり。「砂が動く」っていくつになっても楽しいです。 また、アカウントを作ったばかりだったので「瀧水槽の瀧澤さん」って入り口はなんであれ興味を持ってもらいたかったです(笑)
| 前景〜中景 | |
|---|---|
| ニューラージパールグラス | ヒドロコティレ・ミニ(オークロミニ) |
| クリプトコリネ・パルバ | サンタレン・ドワーフニムファ |
| 後景草 | |
|---|---|
| パールグラス | ロタラspワイナード |
| ルドウィジア・レペンス | ミクロソリウムトライデント |
| 滝周りに使用した草 | |
|---|---|
| ボルビティスヒュディロティ | ミクロソリウム・スモールリーフ |
| ミクロソリウム・トライデント | ハイグロフィラピンナテフィダ |
| 滝上部(水上)に使用した水草 | |
|---|---|
| 侘草モスベース | アジアンタム |
| ニューラージパールグラス | ミクロソリウムトライデント |

持っている水草をちょっとずつ全部突っ込んじゃいました。 今回のねすこんの審査範囲ではありませんが陸上部分がある水槽なので後景の水草は陸上部分と馴染みやすいように配置しています。
エーハイム2213のダブルタップから先はクリアホースと懐かしのポピーグラスを使用。器具は見た目が可愛いく、比較的長く使えるものが好きなので採用とのこと。

フィルター本体をエーハイム2213にした理由は「パーツが手に入りやすい」「ダブルタップは便利」この2点です!

構造はパイプの中に空気を送り込み、水と砂を吸い上げるエアリフト式です。 水中モーターで作る方法もありますが、エアリフトの方が構造が簡単なのと装置がコンパクトなので小型の水槽に向いています。
エアリフトとは底面フィルターやスポンジフィルターなどで使われる水を空気によって下から上に押し上げる仕組みです。
塩ビパイプをカットする

滝の起点となる排水パイプを作ります。エーハイムなどの塩ビパイプを使用していますが、底面フィルターに付属するパイプでも役立つでしょう。エアリフトできるようにL字プラ繋ぎを埋め込みます。
滝の素材となるラプラタサンドの受け皿を作ります


この受け皿にラプラタサンドなどの細かい砂を入れ、「エアリフトによって吐き出す→受け皿に戻る」の循環を作り出します。受け皿がないと循環できずに滝が止まってしまいます。
ラプラタサンドを入れる

白い砂の方が目立つのでADAから販売されているラプラタサンドなどを選ぶと良いでしょう。ラプラタサンドは事前に洗っておく必要があります。エアリフト時に砂が拡散して消費してしまわないように蓋も付けています。

ラプラタサンドを入れたらエアーをパイプの根元につけ、空気によって舞い上がるように調整します。底面フィルターなどはパイプ内に差し込む形ですが、こちらはパイプのすぐそばに取り付ける形になります。
レイアウトに組み込んでいく

滝が出来上がったら石や流木で周りを埋めていき、パイプが目立たないように配置していきます。塩ビパイプは黒い方がより目立たないのでグレー版などを選ぶと良いかもしれませんね。
中央が崩れてしまったみたいで絶妙なバランスで岩山が形を保っていることが判明。
— 瀧澤依由(IYORI) (@taki_wear00) March 8, 2020
今日は滝というより粉雪
水草が増えました#ねすこん
瀧澤の瀧水槽 pic.twitter.com/Vj09ZT2zD5

掃除はプロレイザーでガラス面、気になるところをスポンジで擦ってホースを使ってサイフォンで吸い出すと言ったとってもシンプルなやり方です。
プロレイザーはスクレーパーのステンレス版といった具合でガラス面のコケを削ぎ落とすのに便利な道具。メラミンスポンジで拭き取ることでも代用が可能。ソイルの境目部分など手が届きづらい部分はスクレーパーの方が良く落ちる。


歯ブラシをそのまま使うのもいいけど、 毛を短くカットすると力が入りやすいのでおすすめ(^^) 水槽に限らず家の細かい掃除にも♪ 石が青さを取り戻しました
「苔が発生する前に水換え」を実践しています。ですので苔はほぼ出ていません!このままキープしたいですねぇ。陸上部分の植物がある水槽は苔が出にくいような気がします。
生体を入れる前は茶色っぽいモワモワした苔が多少出ましたがヤマトヌマエビを入れたらすっかり消えました。







