


スリースポットは尾びれ・身体の真ん中・目の三つを指しています。性格は温厚のため混泳も比較的しやすい熱帯魚ですが、肉食性が高いので小さなエビなどは捕食されてしまう場合も。スリースポットグラミーの品種改良版としてブルーグラミーなどとも呼ばれ販売されているケースが多いです。
スリースポットグラミーの情報 | |
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分類 | スズキ目・キノボリウオ亜目 オスフロネムス科 |
学名 | Trichopodus trichopterus |
別名 | – |
分布 | ベトナム ラオス タイ カンボジア 中国雲南省 |
大きさ | 5〜10cm |
寿命 | 3年 |
育成難易度 | |
温度 | 24〜28度 |
水質 | PH5.5〜8.5 |
硬度 | 1〜8 |
繁殖 | 泡巣への産卵 |
参考価格 | 400円〜 |
ブルーグラミー、マーブルグラミー、ゴールデングラミー、プラチナグラミーなどはスリースポットグラミーの改良品種になります。ブルーグラミーもスポット模様がついていますが、より青の発色が強くなる品種になっています。
スリースポットグラミーの由来は身体の2つの黒い模様と目を合わせた3つの模様からきています。
スリースポットグラミーは水面に泡で巣を作り、産卵するバブルネストビルダーです。繁殖期になるとオスは泡巣を作り、メスは泡巣に卵を産みます。
スリースポットグラミーをはじめとするほとんどの熱帯魚は、急激な水質変化に弱く、水合わせを行わずに水槽に入れると病気になったり、そのまま死んでしまう場合があります。
上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。
スリースポットグラミーはpHの低い水質を好みます。(pHが低いというのは弱酸性寄りのことを指します。)適したpHは6.0〜7.5なので砂利を敷いている環境だと流木や水草を多く入れて調整しないと実現は難しいです。ただ、ソイルを敷けば基本的に低いPHは実現できるので飼育はほぼソイル一択とも言えます。
PHを下げたい場合は流木やヤシャブシの実、フウの実、マジックリーフを入れるのが効果的。大きすぎる石を入れないのも工夫の1つだったりする。
スリースポットグラミーはなんでも食べるため、餌には苦労しません。餓鬼状態になっているとエビや小さい小魚を追いかけます場合があります。(特にグラミー系はエビが好物なので混泳は注意)
繁殖期以外は温和な正確なため、他の魚との混泳が可能です。ただ、スリースポットグラミーは他のグラミーと比べて繁殖期になると排他的な性格になるため水槽サイズによっては隔離が必要になる場面もあります。
スリースポットグラミーはライトの点灯時や物音、他の魚に追いかけられる、何かにビックリした拍子などで水槽の外へ飛び出してしまうことがあります。水槽の蓋はできるだけ無くすように心がけましょう。1cm以上空いていると隙間から飛び出す確率は高いです。